Day 3・ブランチと実務フロー — チームで壊さず進める
実務フロー — Issueからmergeまでの一本道
現場のチーム開発が Issue → ブランチ → Push → Pull Request → レビュー → merge という流れで進むことを、個人開発との違いとともに理解する。
現場は「一人で決めて終わり」ではない
個人開発なら、自分のブランチで作って main に合流させれば完了です。ですが現場(チーム)では、他の人が安心できるよう「この変更、入れてもいい?」と一度確認を挟みます。そのための一連の流れが、実務フローです。レストランで例えるなら、料理をいきなり客に出すのではなく、いったんチェック台に置いて先輩が味見してからホールに出す、という段取りに近いです。
- Issue(やることチケット): 「ログイン機能を作る」など、やるべき作業を書き出した札。
- ブランチ作成: その作業用の分身を git switch -c で用意する。
- 変更してPush: コードを直してコミットし、リモート(GitHub)へ送る。
- Pull Request(PR): 「この変更を main に入れてください」というレビュー依頼を出す。
- レビュー: 他の人が中身を読み、コメントや指摘をする。
- merge: OKが出たら main に合流。作業完了。
Pull Request(プルリク、PR)は、この流れの主役です。「私のブランチの変更を、あなたたちの main に取り込んで(pull して)ほしい」というお願いの手紙だと思ってください。手紙には「何を・なぜ変えたか」を書いておくと、レビューする人が読みやすくなります。
# 1. 作業ブランチを作る
git switch -c feature/login
# 2. 変更してコミット
git add .
git commit -m "add login form"
# 3. リモートへ送る(この後 GitHub 上で PR を作る)
git push -u origin feature/loginmain に直接
確認なしで正の世界を直接書き換える。壊れても誰も気づけず、原因も追いにくい。
ブランチ+PR
分身で作り、PRで一度レビューを挟んでから合流。壊れにくく、変更理由も記録に残る。
なぜPRという「ひと手間」を挟むのか
レビューは、間違いを責めるためではなく、みんなで品質を守るための保険です。第三者が読むことでバグや読みにくさに気づけ、変更の理由も記録に残ります。AIが書いたコードでも同じで、PRにして人が一度目を通す文化があると、安心して速く進めます。
AIにはこう聞く
「feature/login ブランチで作業しました。これを GitHub に push して Pull Request を出す手順を教えて。PRの説明文に何を書けばレビューしてもらいやすいかも教えて」
読んでも腑に落ちない所は、AIに噛み砕いてもらいましょう。
理解度チェック
答えられれば、面接で説明できる状態に一歩近づきます。
実務のチーム開発フローとして、正しい順番はどれ?
Pull Request(PR)の役割として最も近いものはどれ?
個人開発と現場のチーム開発では、mainへの反映のしかたにどんな違いがありますか。
記述式です。まず自分の言葉で答えを考えてから、模範解答を開いて自己採点してください。