Day 1・データと変数・型
型
データには種類(型)があり、種類ごとに合った容器に入れる、という考え方を学ぶ。
データにも「種類」がある
同じ「箱」でも、入れる中身には種類があります。文字なのか、数字なのか、はい/いいえなのか。この「データの種類」を「型」と呼びます。水は水筒に、本は本棚に、と中身に合った容器があるように、データも種類ごとに扱いが変わります。
たとえるなら
冷蔵庫の中を思い出してください。牛乳は「飲み物」、卵は「たまごポケット」。同じ冷蔵庫でも置き場所と扱いが違います。型とは、この『中身の種類分け』のことです。
まず覚える3つの型
- 文字列(text): "こんにちは" や "田中" のような文字。クォートで囲むのが目印。
- 数値(number): 100 や 3.14 のような数。計算に使える。
- 真偽値(boolean): はい/いいえ、オン/オフ の2択だけ。true と false。
name = "田中" # 文字列(text)
age = 28 # 数値(number)
is_paid = true # 真偽値(boolean):支払い済みか?たとえるなら
真偽値は「電気のスイッチ」です。オン(true)かオフ(false)の2つしかない。『会員ですか?』『在庫ありますか?』のような、はい/いいえで答える質問はぜんぶこの型です。
型を間違えると、かみ合わない
型が大事なのは、種類によってできることが違うからです。数値どうしなら足し算できますが、文字列の "100" と数値の 5 は、そのままでは足せません。人間なら空気を読みますが、コンピュータは律儀なので「これは文字?数字?」をはっきり区別します。
型がかみ合わない
見た目は数字でもクォート付きは文字列。計算が変になる。
price = "100" # 文字列の100
total = price + 5 # "1005" になったりエラーに型をそろえる
計算したい値は数値にしておく。
price = 100 # 数値の100
total = price + 5 # → 105見た目にだまされない
"100"(クォート付き)は文字列、100 はクォートなしで数値。見た目が同じ数字でも、コンピュータには別物です。計算がおかしいときは、まず型を疑いましょう。
型を意識できると、[[debu用語](不具合を直す作業)がぐっと楽になります。「文字と数字を混ぜたのが原因かも」と当たりを付けられるからです。
AIにはこう頼む
「この値は数値と文字列のどっち?なぜこの計算結果になるの?」とAIに聞くと、型の食い違いを説明してくれます。エラーメッセージに type という単語が出たら、たいてい型の話です。
読んでも腑に落ちない所は、AIに噛み砕いてもらいましょう。
理解度チェック
答えられれば、面接で説明できる状態に一歩近づきます。
「会員かどうか(はい/いいえ)」を表すのに最も合う型は?
price = "100" と price = 100 の違いとして正しいのは?
「型」とは何か、そしてなぜ型を意識すると便利なのかを、身近なたとえで説明してみよう。
記述式です。まず自分の言葉で答えを考えてから、模範解答を開いて自己採点してください。