Day 3・制御フロー — 順次・分岐・反復
順次実行 — 料理の手順のように上から順に
プログラムは基本、書いた順に上から下へ一行ずつ実行される。
プログラムは「上から順に」動く
プログラムの一番の基本は、書いた順番に上から下へ実行されることです。これを順次実行と呼びます。(プログラムの流れ)の中でいちばん素朴で、いちばん大事な考え方です。
たとえるなら
カレーのレシピと同じです。「1. 玉ねぎを切る → 2. 炒める → 3. 水を入れる → 4. ルーを溶かす」。順番を守るから完成します。3番と4番を入れ替えたら、水のない鍋にルーを放り込むことになり、うまくいきません。
コンピュータはとても素直で、書いてある通りに、一行ずつ、飛ばさず、上から順に実行します。人間のように「まあ、この手順は先にやっとこう」と気を利かせたりはしません。
1. お湯を沸かす
2. カップにお茶の葉を入れる
3. お湯をそそぐ
4. 3分待つ順番の入れ替えは事故のもと
「まだ用意していないもの」を使おうとするとエラーになります。たとえば材料を用意する前に混ぜようとする、のような状態です。プログラムでは「まだ作っていない値」を使うと止まります。
順番がおかしい
お湯をそそいでから、お茶の葉を入れようとしている
3. お湯をそそぐ
2. お茶の葉を入れる正しい順番
お茶の葉を入れてから、お湯をそそぐ
2. お茶の葉を入れる
3. お湯をそそぐAIが生成したコードを読むときも、まずは「上から順に何が起きているか」を目で追うだけで、だいたいの流れがつかめます。難しい記号がわからなくても、順番を追う力があれば全体像は見えてきます。
AIにはこう頼む
「このコードを、上から順に何をしているか、日本語の手順書として番号付きで説明して」と頼むと、順次実行の流れを言葉に直してくれます。読む練習にちょうどいいです。
- 順次実行=書いた順に上から下へ実行される基本の流れ
- コンピュータは気を利かせず、書いた通りにしか動かない
- 順番が命。まだ用意していない値は使えない
- AI生成コードもまず順番を追えば全体像がつかめる
読んでも腑に落ちない所は、AIに噛み砕いてもらいましょう。
理解度チェック
答えられれば、面接で説明できる状態に一歩近づきます。
順次実行の説明として正しいものはどれ?
「順次実行」とは何か、料理などの身近なたとえを使って説明してください。
記述式です。まず自分の言葉で答えを考えてから、模範解答を開いて自己採点してください。